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イメージエクスポージャーについて

 投稿者:原井  投稿日:2003年 4月 4日(金)23時18分23秒
  大塚さん,書き込みありがとうございます。
イメージエクスポージャーは前から使っていますが,意図的に使うようになったのは最近です。他人を害するかもしれない・火事・金銭負担のような,自分の行為が後々困る事態を起こすかもしれない,という強迫観念とそれを予防するための確認などの強迫行為をもつ強迫性障害の患者に良く使っています。Foaの訳本,強迫性障害を自宅で治そう!―行動療法専門医がすすめる、自分で治せる「3週間集中プログラム」を手に入れてからです。
排泄物に対する不潔恐怖ならIn vivoでOKですが,車で人をはねたかも知れない,という人にin vivoは不可能です。事故を起こしてしまったというイメージをテープに吹き込んでおき,それを聞きながら車を運転する,というようなE&RPを行っています。前よりもずいぶん,加害強迫の人についてうまくいくようになりました。
ホームワークでやれる人もいますが,先ほどのFoaの本を開くことも恐ろしい,ハエラキーをつくる(そのことについて考えること)も怖い,という人もいます。治療者同伴をすることが多いです。私の手間を省くために,電話やメールなどなど工夫を凝らしています。
強迫では儀式妨害が必要で,不安を下げるような拮抗動作は行いません。エクスポージャーのみの操作に分類される系統的脱感作は強迫では使わないと思います。
血液外傷恐怖のような特定の恐怖症ならいいかもしれません。
社会恐怖ならどうなのでしょうかね。社会恐怖にもイメージエクスポージャーが使えないか,と思っています。自分が仲人をしている結婚式でスピーチし,失敗する,という場面のin vivoは事実上不可能です。
 


イメージエクスポージャーって・・・?

 投稿者:大塚明子  投稿日:2003年 4月 3日(木)14時19分0秒
  前回の書き込み(もう1年も前になるのですね、びっくり)では大変貴重なアドバイスを頂きまして、ありがとうございました。このホームページは大変興味深いので、ちょくちょくチェックさせて頂います。さて、下記に「イメージエクスポージャー・動機付け面接がテーマです」とありますが、先生はイメージエクスポージャーをどのような対象になさるのですか?(私は不安障害の患者さんにはホームワークでエクスポージャーを進めることが多く、イメージを使うことはほとんどありません。興味深いので教えてください)。また、系統的脱感作との効果の違いなんかも手ごたえをお持ちでしたら教えてください。  

行動療法

 投稿者:原井  投稿日:2003年 4月 3日(木)00時45分20秒
  尾澤さんの関心は,行動療法に,というより人間の行動を自分の手で変えてみたい,ということだと思います。Floodingは,というなら,Floodingの対極である系統的脱感作はどう,と故荒木先生はおっしゃっていたのかしら。
私の意見としては,Exposureで不安反応の消去がうまく行くかどうかは,時間と頻度,回避行動が寄与するところが大きく,刺激強度は関係ないし,実際の治療では,患者自らのセルフエクスポージャー行動が自発するかどうかが,臨床的改善を生むかどうかに大きく寄与していると思います。最近の私としては,イメージエクスポージャー・動機付け面接がテーマです。
 

Behavior Therapy

 投稿者:尾澤  投稿日:2003年 3月31日(月)23時14分2秒
  もともと実験をやらせてもらったのも、行動療法に関心があったからです。最終的には行動療法につなげようとは思っていたんですが、実際綺麗なグラフで示される実験結果を見てはまってしまい・・・S Mineka読んでみたいのですが、今は回避行動の文献で手一杯です。。。
僕の学部時代のゼミは故荒木先生でした。荒木先生は「Floodingは相当見極めて使わないと、悪化してさらに治療が進まなくなる。」とおっしゃっていたので、質問したのです。
 
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Theoritical Fondations of BT

 投稿者:原井  投稿日:2003年 3月30日(日)02時49分58秒
  尾澤さん,書き込みありがとうございます。エクスポージャーによる不安の消去と関連するのは時間の問題(CSの延滞でいいのか?)で,刺激の強さは関連なしだったと思います。
HJ Eysenck "Theoritical Foundations of BT" Plenum Press W O'Donohue "Learning and BT" Allyn and Bacon を読めばきっと分かるに違いない。でも前者をちょっと読んだだけでそれもかなり前で大分忘れてます。後者は買っただけになっている。Pavlovina A B Incubationとか読んで面白かったです。S Minekaのとかも面白かったけど,面白かったということ位しかもう覚えていない。というところですが,今ちょっと読んでます。一緒に読みます?
 

素朴な質問なんですが・・・

 投稿者:尾澤 敬一郎  投稿日:2003年 3月28日(金)21時32分10秒
  大学院で回避行動のメカニズムについて実験・研究しています。
前回の実験(被験体:マウス)では、CS終末の延滞が回避行動の消去に非常に効果があることがわかりました。つまり随伴性の変容が回避行動の消去を非常に早い段階からすすめる、ということがわかりました。その実験では、Flooding群も設けて行ったんですが、それよりも非常に早い段階で消去がすめられました。
そこで質問なんですが、先行研究ではFloodingはfearが消去仕切れないのが今後の課題とされていますが、実際の臨床の場面ではそれについて<fearが消去仕切れない、どうなんでしょうか?
 

見ていただいてありがとう

 投稿者:原井  投稿日:2003年 3月27日(木)21時28分40秒
  井畑さん,書き込みありがとうございます。更新が滞っています。応援と思ってまたがんばります。  
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遅くなりました

 投稿者:井畑怜生皆  投稿日:2003年 3月26日(水)21時02分44秒
  関西福祉科学大学大学院社会福祉学科臨床福祉学専攻の井畑怜生皆です。
遅くなりましたが、先生には、行動科学学会WCでは大変お世話になりました。ありがとうございました。本来ならメールを送れば良いのだと思いますが、尾澤が送ったそうなので、私は、せっかくHP教えてもらったので、あえてこちらのBBSに書き込みという形で、お礼させていいただきます。
少しBBSの主旨と違うと思いますが、ご了承願います。
 

「メールコンサル」面白いです

 投稿者:坪井康裕  投稿日:2003年 1月29日(水)12時23分42秒
  菊池病院で原井先生にお会いしたことがきっかけでこのページに来ました。「メールコンサルテーション」は面白いコーナーですね。私はPSWとしてこれから医療現場に出る予定ですが、いったん医療機関に入ってしまうと他職種間のコンサルテーションは結構やりにくいのかなと感じました。患者さんからだけでなく同業種の人からの相談を受け付けるこのようなコーナーがネット上にもっと増えればいいなとも思いました。これからどしどし利用させていただこうと思っていますのでよろしくお願いします。このホームページには誤字、脱字がほとんどないですね。驚きました。
 

Re:お久しぶりでございます

 投稿者:原井 宏明  投稿日:2003年 1月14日(火)07時23分41秒
  (転載)02/08/10 01:12 [返答]


大塚さん,書き込みありがとうございます。
>ホームページを拝見し、充実度の高さに感激しております。
お褒め頂きありがとうございます。とてもうれしいです。

「身体醜形障害はセロトニン動作性薬物が有効な場合があることから,OCDとの共通性が
指摘されている」
Obsessive compulsive spectrum disorderというときにBody dysmorphic disorderが入
ってきます。身体の欠陥に関する考えは強迫観念の一種だ,と見ることもできるようで
す。今一度,Medlineを引いてみると,BDDとSocial Phobiaとの合併について触れた論文
がでています。SRIが効くというだけでは,Social Phobiaも一緒になっちゃいますね。
これからどうなるでしょう?

>エクスポージャーは効果があるとお考えでしょうか?
私は調べたことがありません。
MedlineでRCTを調べていくと,次のようなものがありました。
Behav Res Ther 2001 Apr;39(4):423-42
The treatment of hypochondriasis: exposure plus response prevention vs
cognitive therapy.
Visser S Bouman TK.
Waiting list controlよりも効果はあるが,エクスポージャー&反応妨害は認知療法と
同じ結果。

レビューでは,
Cognitive-behavioral therapy for somatization and symptom syndromes: a
critical review of controlled clinical trials.
Kroenke K Swindle R.
Psychother Psychosom 2000 Jul-Aug;69(4):205-15
このあたりでしょうか。 
 
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